JIA兵庫｜社団法人 日本建築家協会 近畿支部兵庫会

堺市北区
敷地は3方向が道路に面し、東側道路の交通量が特に多いため中庭型のプランで、外部からの騒音と目線をなくし、安心して中庭に開口部をあけ外部空間とつながりやすいような環境をつくる。

堺市北区
中庭の高さ7.5mのヤマモミジはどの部屋からも眺めることができる。居間・食堂の木製サッシュをフルオープンすると中庭と一体に使うことができ、中庭型プランで室内には十分な光と風が流れ、心地よく安心感のある暮らしができる。

堺市北区
2階テラスに木製デッキと植栽を施し、2階室内への照り返しを防ぎ、1階屋根の断熱性も高めている。中庭に落葉樹のヤマモミジを植え季節ごとの日差しの調整を行う。また南面の軒先は1ｍだして夏の日差しを遮っている。

奈良県北葛城郡広陵町
奈良県の閑静な住宅地にある住まい。道路面から1.6ｍ〜2.2ｍ上がる敷地の高低差を利用して北の駐車スペースを建物の下に取り込み、南に大きなデッキのある庭を確保する。道路からの建物高さを抑えるため、1階和室と廊下の階高を抑え気味にして、2階のボリュームを南に作る。

奈良県北葛城郡広陵町
住まい手は7人家族。皆が集まれるように居間･食堂の中心に長さ3.8mの桧の大テーブルを配置。半分は椅子使用のテーブルで、もう半分は1FLより40cm上がりの畳に掘り込み式のテーブル。畳部分のテーブルを180°回転し、畳と同面に収納すると、床となって和室の続き部屋になる。また居間・食堂は全開放できる木製サッシュで庭のデッキにつながり、吹抜けで2階の子供室につながり広がりが感じられる。