関連フォトギャラリー-PHOTO GALLERY-

建築実績フォトギャラリー

緒方町立緒方中学校
1軒の住宅の設計は、一つの出会いとお付き合いの始まりです。住み手は、これまでの生活体験や住み方を分母に、豊かな夢を分子に描きます。 作り手の私たちは、夢を理解しようと努力し、技術と経験で得た知識を分母に、形と色と音や香りを加えて現実の空間の分子に仕上げる夢を描きます。 お互いの生きざまが交錯して、夢はしっかり大地に根ざし、住む側にも作る側にも、世界で唯一の暮らしの場として結実します。だから住宅建築は、どちらの側に も楽しい仕事でありたいと考えています。

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諫早市立森山保育所
豊かな農村に建つ、シンボリックな屋根形状をもつ保育所である。内部は木造の架構が森の木々のように屋根を支え、楽しさと落ち着きを併せ持つ空間となっている。大中小3つの保育室、テラス、遊戯室のような中庭は、年齢や様々な活動にフレキシブルに対応することができる。木をふんだんに利用し、木のぬくもりとやさしさにこどもたちが包まれる保育所である。

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医院デイケアセンター
地域のシンボルとなるよう、山並みに調和したシンボリックな屋根形状、さらにこの地域で繁栄していた土壁の養蚕農家の簡潔な美しさを現代的に解釈したデザインとした。内部空間は、フレキシブルなホール空間を中心とした構成となっている。夏は高温多湿で、冬は多雪の気象条件だが、年中快適に過ごせるエコロジカルな環境計画を行った。また、高齢者が落ち着けるように木を多用し、家庭的な雰囲気が感じられる空間とした。

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豊岡エコハウス
多様な生態系を保持する自然環境と親和しながら、自然を楽しみ、地域の伝統に学び、自然と折り合い、ローインパクトな暮らしを楽しむ住まい。自然との連続感、室内外が交流し、自然と交歓するライフスタイルをはぐくむ。日本海側の独特な自然条件のなかでエコで快適な室内環境を実現した。家屋の中心に暑気・湿気の排出ルートとなる大きな吹抜けが存在し、いつも家族の気配が感じられる開放的な内部空間をもつ次世代のエコハウス。

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鳴尾のタウンハウス
この建物は1958年に日本住宅公団のテラスハウスの初の分譲住宅。今後にふさわしい住まいとするため生活を提案しつつ原案を重ねた。躯体をスケルトンまで戻し、外側に新しい皮膜をつくり、外断熱により躯体を保護。1階居間、2階和室、離れ、中庭の4つの空間とし、内外装に自然素材を多用し、爽やかさ、軽さ、明るさの表現につとめた。熱環境では、中庭、建物上下の気流循環により、建物全体が呼吸し、温湿度調節を行う計画とした。


建築家プロフィール-ARCHITECT INTRODUCTION-

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1957 京都市に生まれる
1980 神戸大学工学部建築学科卒業
1980 株式会社AZ環境計画研究所入社
1982 株式会社いるか設計集団入社
1987 第12回吉田五十八賞
1989 第5回甍賞銀賞
1991 第6回甍賞銅賞
1992 文部大臣奨励賞
1993 第7回甍賞金賞、霞ヶ関ビル賞
1994 インター・イントラスペースデザインセレクション’93 審査員特別賞
1994 第6回アジア建築家会議金賞、文部大臣奨励賞
1995 インター・イントラスペースデザインセレクション’95 審査員特別賞
1996 兵庫県さわやか街づくり賞、城崎町第1回きのさき景観賞
1997 (社)文教施設協会会長
2000 (社)文教施設協会会長賞
2003 奈良県景観調和デザイン賞
2004 日本建築学会作品選奨
2006 株式会社いるか設計集団 代表取締役
2007 兵庫県人間サイズのまちづくり賞

■資格
JIA登録建築家/一級建築士/CASBEE建築評価員

建築家からのメッセージ

人間を喜ばせ、感動を生み、幸せにすること。体温のある共感できる環境づくりを目指す。私たちの足がしっかり大地に着地することが大切だと考えている。そのために、国や地域が培った時間や記憶の回路、生活文化や環境を、もう一度、現在に繋ぎ直したい。その役目をはたし公共性を守る建築家として、建築や住環境づくりの未来に取り組んでゆきたい。


会社名: 株式会社いるか設計集団 
代表者名: 吉村 雅夫
TEL: 078-332-4902
URL: http://www.atelier-iruka.jp/